「競艇は勘」派だった僕へ
「勘で当たるときは当たる。それでええやん」
昔のわしは、ほんまそう思ってたんや。
でもそれって、当たりに来てもらってるんやなくて、ただの“たまたま”やったんよな。
ある日気づいたんや——「勘」と「偶然」の間に、“出目”っていうサイレントヒントが隠れてるかもしれへん、ってな。
「出目なんて信じてない」と思ってた頃
わしは昔、万舟追っかけてスッカラカンになった、ただの負け組ボートファンやった。
展示タイム見て、コメント読んで、「今日は流れが違う!」とか言いながら買う。
出目なんて完全にスルー。むしろ笑っとった。
「過去の数字? それ、何の役に立つん?」
完全に“数字=オカルト”やと思ってたんや。
軽いノリで出目を集めた日が、地層調査の始まりだった
でもあるとき、ふとレース結果を眺めてたら、こんな違和感が湧いたんや。
「なんかこの場、1-3多くない?」「あれ?最近6の2着多ない?」
気まぐれで、出目をエクセルに打ち込み始めたんや。
場別、コース別、月別…やってるうちに止まらんようになって、
気づいたら5年分のデータがズラッと並んどった。
まるで、数字の地層。
見えてきたのは、“偶然”ではなく“うねり”だった
最初はただの数字の羅列やと思ってた。
でもな、よーく見てると、「たまたま」にしては偏りがあるんや。
・なぜか“月曜日だけ3-4-5”が多い場 ・なぜか“1-2-4”の3着が春だけ減る ・なぜか“3着4号艇”がピタッと止まる週
こういうのを、ワシは「出目のうねり」と呼んでる。
偶然の積み重ねの中に、確率のクセみたいなんが、確かに見えてきたんや。
まだ勝ち方は分からん。でも“見方”が変わった
はっきり言おう。
この5年分の出目で、まだ“完璧な攻略法”は見つかってへん。
でもな、舟券の“見方”が変わったんや。
出目は当たりを保証するもんやない。
でも「そろそろ来そうやな…」っていう静かな兆しを、確かに感じさせてくれる。
ワシにとって、出目はもう“意味のない過去”やない。
未来を待ち伏せるための地図や。
「数字の声を、聞いてみる?」
出目は声を発さん。
でも、見る人が見れば、語りかけてくるんや。
「そろそろやで」「今やで」ってな。
このnoteを読んでくれたあなたも、
その“静かな声”を感じ取れるかもしれん。
次回は、「データで見えた、意外な出目ベスト3」でも紹介する予定や!
一緒にこの“数字の地層”を掘り起こしていこうや。